tvNの人気番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に、世界的な大ヒットを記録したアニメーション映画『K-POP デーモンハンターズ (K-Pop: Demon Hunters)』のマギー・カン(강민지)監督が出演し、作品にまつわる深い話を語りました。 🌟 世界中を熱狂させた『K-POP デーモンハンターズ』の記録 「最も韓国的なものが、最も世界的なものになる」という言葉が現実になりました。 北米ボックスオフィス:たった2日間の特別上映で北米ボックスオフィス1位を達成し、約250億ウォンの収益を記録。 Netflix:公開後、43ヶ国で1位を獲得。 累積視聴回数 2億 3,600万回を突破。 Netflix歴代最多視聴映画にランクインし、現在も記録を更新中。 OST (オリジナルサウンドトラック): メイン曲 「GOLDEN」 がビルボード HOT100 1位、イギリス・オフィシャル・シングルチャート1位を獲得。 8曲のOSTが音楽チャートで「チャートを独占」する現象を巻き起こしました。 マギー・カン監督は、音楽を制作する際、「K-POPファンがこの曲をK-POPとして、ハントリックスやサジャボーイズをアイドルグループとして受け入れてくれたら」という思いがあったものの、「まさか私たちの歌がビルボードまで上がるとは全く予想していなかった」と、その驚きを語りました。 🎶 大ブームを呼んだ音楽とチャレンジ 力強いメッセージと中毒性のあるリフレインを持つ「GOLDEN」は、SNSでカバーチャレンジとして拡散。 老若男女を問わない人気で、様々なパロディも登場。 劇中のシーン(キンパを丸ごと食べる、「Soda Pop」チャレンジなど)も話題となり、特にキンパへの関心が爆発し、キンパを作る動画も人気を博しました。 🇰🇷 監督のルーツと作品への「韓国文化へのラブレター」 幼い頃(5歳)にカナダへ移民したマギー・カン監督。一時期は英語のみを使用しましたが、母親の強い教育方針により、週に3〜4回、何時間も韓国語の勉強を続けました。「当時は本当に嫌だったけれど、今はそれが本当にありがたい」と語ります。 韓国的感性:夏休みは毎年韓国で過ごし、当時の流行歌を歌ったり、H.O.T.やソテジワアイドゥルなどのK-POPに熱中。その経験が、自然と韓国的な感性を身につけさせました。 監督になったきっかけ:アニメーションの仕事を始めて20年、「韓国文化を盛り込んだアニメーションが見たい」という思いから、自ら監督になることを決意。「それなら、私が作ってみようか」という発想で、本作が誕生しました。 コンセプト:「韓国のあの世の使い(저승사자)」や「トッケビ(도깨비)」といった民話のイメージが、「デーモンハンター」のアイデアにつながりました。 デーモンハンターの職業:身分を隠して悪鬼を退治する職業として、「アイドル」がぴったりだと閃き、「アイドル」+「デーモンハンター」という革新的なコンセプトが生まれました。 サジャボーイズ:あの世の使い(저승사자)が、中毒性のある歌で人々を惑わす悪鬼ボーイズグループとして再誕生。 🖼️ 作品に散りばめられた韓国のディテール 「K-POP デーモンハンターズ」には、K-POPだけでなく、韓国の伝統文化や日常生活のディテールが緻密に描かれています。 伝統文化の活用: ムーダンの**「クッ(굿、巫俗儀式)」** を、悪鬼を追い払うK-POP公演として再構築。 日月五峰図(일월오봉도)、ノリゲ(노리개)、伝統的な武具(曲刀、サイン剣など)を使用。 キャタクターデザイン:可愛いトラのキャラクター**「ドゥピー」は、監督の愛猫(ヒマラヤン)や伝統的な「虎鵲図(ホジャクト)」** からインスピレーションを得て誕生。 リアルな韓国の風景: 南山ソウルタワー、北村韓屋村、駱山公園の城壁道、大衆浴場、漢方医院、地下鉄の様子など、隅々まで韓国の現実的な姿を再現。 監督はスタッフと共に実際に韓国を訪れ、明洞(監督の出生地)など、場所の雰囲気や狭さ、坂道の急さなどを肌で感じ、ディテールを作品に落とし込みました。 🗣️ 韓国トップ俳優陣の参加と監督の想い 声優陣:悪霊たちの王・鬼馬(グィマ)役を俳優イ・ビョンホンが担当。「一緒に作業できたことは大きな光栄。彼の参加によってこの作品が真の『韓国映画』になった」と監督は語りました。 その他にも、アン・ヒョソプ(サジャボーイズのリーダー・ジヌ役)、キム・ユンジン(ハントリックスのメンター・セリン役)などが参加。 韓国人ならではのディテール:劇中の韓国的な細かい描写(アジュマのサンキャップ、ナプキンを敷いて箸を置く、ソファがあるのに床に座る、季節感のない服装など)は、「私一人ではなく、各部署にいる韓国人アーティストが共に作り上げた結果だ」と感謝を伝えました。 7年間の制作:構想から完成まで7年間を費やした本作が公開された瞬間、「ただ涙が溢れた」と当時の感動を振り返りました。 マギー・カン監督は、「この映画は、私が愛し、誇りに思っている韓国とK-POP文化に捧げる献辞であり、ラブレターだ」と述べました。次のシーズンへの期待が高まる中、監督は「内面にある恐れを打ち破り、自分自身への自信を見つける」というメッセージを作品に込めたと語り、締めくくりました。