俳優のユン・シユンが、新たにSBSのバラエティ番組『みにくいうちの子（原題：ミウン・ウリ・セッキ）』に合流した。KBSのバラエティ番組『1泊2日』に出演していた頃はよく見かけたが、その後は時折バラエティ番組に顔を出す程度で、なかなか見ることが難しかった彼。約1時間にわたって、ひたすら本人だけが出演し、自宅と共に私生活を公開するのは今回が初めてだ。そのため、多くの関心を集めている。番組で見せた姿は、アラーム王、計画王、掃除王、整理王、洗車王、節制王、努力王など。普通の人々にとっては、そのどれか一つでもなかなか見られない姿ばかりだ。その中でも、洗車するシーンが特に印象的である。 ユン・シユン「洗車をしていると気分が落ち着いていいんです。大きな機械を自分が扱いながら、なんだか車と対話している感じ？週に一度は必ず洗車しに行きます。」 ユン・シユンが車を運転し、セルフ洗車場へ移動する。到着するやいなや、洗車専用のジャンプスーツを着用。ショッピングバッグには洗車用品がぎっしり詰まっており、その数から彼のベテランぶりがうかがえる。ジャンプスーツの上に、さらに洗車用のエプロンを着用。洗車の邪魔になる騒音を遮断するため、ヘッドホンも装着する。まさに洗車に本気だ。これを見たMCのソ・ジャンフンは「何をやっても、全部本気でやるな」と感心する。 洗車用品を取り出すと、出るわ出るわ、終わりがない。取り出すやいなや、用途別にきれいに整列させる。掃除用ブラシ、圧縮噴霧器、予洗い用洗剤、カーシャンプー、タイヤ用洗剤、タール除去剤、油膜除去剤、車両用光沢剤、2種類目の車両用光沢剤、室内コーティング剤、革用保湿剤、タイヤ光沢剤、超極細繊維タオル、2種類目の超極細繊維タオルなど、これだけ多くの用品を一つ一つ並べていく。 いよいよ洗車の時間だ。まず高圧水を噴射する。高圧水の角度は45度を維持し、ノズルが車体に触れないように気を配る。専門家のようなオーラが漂う。高圧水で汚れが剥がれていく。タイヤは円を描くようにローリングさせながら磨く。この様子に、スタジオの芸能人の母親たちから一言ずつコメントが飛ぶ。歌手キム・ヒチョルの母親が「洗車場の職員みたい」と言うと、俳優イ・ドンゴンの母親は「職員だと言われても信じますよ」と同意する。 次に、汚染物質を除去するためにタイヤクリーナーを噴霧し、タイヤ専用のブラシでゴシゴシと磨く。タイヤブラシは2種類。一つはディテール作業用の細いブラシで、ホイールの穴の奥まで掃除できる。幅広のブラシでは全体を大きく清掃する。タイヤへの情熱も本物だ。これを見ていたMCのソ・ジャンフンは「洗車場に任せても、あそこまではやってくれないだろうに」と呟く。 ユン・シユンは「予洗い。汚れをふやかしましょう」と言いながら、付着した汚れを取り除き、こびりついた汚れを浮かせる作業を始める。微細な泡の洗剤でさらに汚れを浮かせるため、スノーフォームを吹きかける。慣れた手つきで噴射すると、車はあっという間に隙間なく泡で覆われる。カーシャンプーは、洗剤に高圧水を加えて豊かな泡を作り、機械ではなく素手で直接洗っていく。給油口の中まで丁寧に磨き上げる姿に、MCのソ・ジャンフンは「給油口を磨く人は初めて見ましたよ」と驚きを隠せない。 ユン・シユン「掃除が好きみたいです。僕は、自分が掃除できる状況なら、汚いものを見るとすごく興奮します。大好きなんです。熱いお湯でスチームして、汚れを溶かして、一気に磨いてきれいになっていく、その過程がたまらなく好きです。」 彼にとって、洗車の時間は最高の癒やしの時間だ。次に水で洗い流すと、こびりついた汚れが気持ちよく流れ落ちていく。見ているこちらもスッキリするようだ。汗をだらだら流しながらも、彼の表情は幸せそうだ。そして、水気を拭き取る時間。洗車専用の超極細繊維タオルを滑らせるように一度引くだけで、水気が一瞬で消え去る。一発で水気を除去し、表面はピカピカだ。ガラスに付着した油膜を除去するために、業務用の油膜除去機まで登場する。MCのソ・ジャンフンが「家に帰ったら疲れで寝込むんじゃないか」と言うと、母親たちも口を揃えて「きっと体を壊すわ」と心配する。 ついに洗車の最終段階、車のワックスがけだ。光沢剤をスプレーし、マイクロファイバータオルで磨き上げる。磨き終わった後、車のバンパーの上に紙コップを置き、滑り落ちるかを確認。紙コップが滑らかに滑り落ちるのを見て、満足げな表情を浮かべる。2時間にわたる洗車が終わった。外装だけで2時間かかったことを考えると、内装の清掃にも同じくらいの時間がかかりそうだ。12年乗っている車だというが、手入れが非常に行き届いており、まるで新車のように見える。 洗車を終えると、いつの間にか夜になっていた。現在時刻、夜8時。家に帰るやいなや、洗車で使った用品を浴室に持ち込み、休む間もなく洗車用品の清掃に取り掛かる。洗剤の容器まで丁寧に洗浄する姿に、スタジオの母親たちは「いつ休むの？」と心配そうだ。 洗車用品の清掃が終わる。しかし、彼は再び漂白剤などの掃除用品を取り出す。今度は、洗車用品を洗って汚れたバスルームの掃除だ。鏡から便器まで、汗だくになりながらも手は止まらない。掃除がすべて終わるまで、休息はない。これにMCのシン・ドンヨプが「ユン・シユンさんのお母さんが彼の家のトイレを使えない理由が分かりましたね」とコメントする。これは、ユン・シユンの家族が彼の家のトイレではなく、外のトイレを利用するという話を受けての発言だ。浴室の床から便器、鏡、浴槽まで全てを掃除し、水を流して水気を完全に拭き取ると、バスルームは輝きを取り戻した。すべての掃除が終わって、ようやく彼は自分の体を洗うのだった。 MCソ・ジャンフン「痩せるには理由がある。」 歌手ダニエル「ジョギングしなくてもよさそうですね。」 MCソ・ジャンフン「ジョギングしなくても十分だろうし、ご飯をもう少し多めに食べてもよさそうです。」